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 「不肖、順席(じゅんせき)なればお先に御免こうむります」

 3月12日、高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)(和歌山県高野町)の大広間にあいさつが響いた。高野山に春の訪れを告げる「転衣式(てんねしき)」。声の主は第519世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)に就いた大僧正の静慈圓(しずかじえん)さん(75)。塔頭(たっちゅう)寺院・高野山清凉院の住職だ。

 法印は弘法大師空海の名代とされ、山内僧職の最高位。そのお披露目式だ。途中、静さんは黒い衣から緋(ひ)色と白の装束に着替えた。法印の証しに「転衣」した瞬間だ。「お大師さんのお身代わりをさせてもらう。緊張しました」

 山内の主な法会(ほうえ)で導師をつとめ、任期の1年間は山から下りられない。「病気になっても、ふもとの病院には行けません」と第517世の東山泰清(たいせい)さん(79)が語る。

 参列者は金剛峯寺の座主や高野…

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