血だまりと飲みかけのコーヒー 遺品整理、日常の孤独死

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 誰にもみとられずに自宅で亡くなる「孤独死」。国による定義はなく、全国的な件数も明らかではない。だが遺族に代わって遺品整理を担う業者が増えるなど、社会にとってそうした死は日常となりつつある。

 ドアを開けると血のにおいが鼻をついた。合掌し、清めの塩をまいて入室すると、遺体があった浴槽に固まった黒い血だまりが広がっていた。台所には飲みかけの缶コーヒーと割れた湯飲み。においが近隣に広がらないよう窓とドアを閉め切った部屋での作業に、3人のスタッフはたちまち汗まみれになった。

 福岡県内の2階建てアパート。1階の1Kの部屋で7月末、一人暮らしの60代男性が亡くなった。管理会社が遺体を見つけたのは1カ月後。警察による遺体の搬出後、遺品整理業者が部屋の片付けにあたった。

 「だいぶきちょうめんな方み…

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