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 マレーシアのマハティール首相は28日の記者会見で、同国とシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画を中止する考えを表明した。違約金の支払いなどについて、近くシンガポールと協議するという。

 マハティール氏は中止の理由について、「多額のコストがかかる一方、片道1時間強の短い路線で、マレーシアに全く利益をもたらさない」と説明。「最終的な結論だ」とも述べた。

 両国は2016年12月、約350キロの高速鉄道を建設する二国間協定を結んだ。総事業費は600億リンギ(約1兆6千億円)にのぼるとされ、来年9月までに事業者を選定する予定だった。日本と中国が激しい受注争いを繰り広げていた。(シンガポール=守真弓