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 愛媛県今治市の獣医学部新設をめぐり、学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したと県の文書に記されている問題で、県は28日、「県と市に誤った情報を与えた」と学園がコメントを出したことについて、週が明けた28日になっても学園から県に連絡がないと明らかにした。

 中村時広・県知事は28日、報道陣に「ちゃんと説明があって、その後に責任者が記者会見するのが世の中の常識」と述べ、学園の対応を改めて批判した。県によると、28日夕までに学園からの連絡はなく、報道各社に26日にファクスで送られたコメントも届いていないという。市にも連絡はなく、県は今後、学園への対応を市と協議する。

 県は、学園に約93億円を補助する市に、約30億円を支援する。県幹部は「(誤った情報が)ほかにもないか確認しないといけない。国会の集中審議の2日前に言うのはおかしい」と不信感を示した。知事与党のある県議は「学園への信頼が損なわれている。県民の税金を使う話なので、支出の是非を議会で議論する必要がある」と話した。

 学園は28日、県への連絡や会見の予定がないかという朝日新聞の取材に対し、「質問、取材への対応を控えさせていただきます」と文書で回答した。

 安倍首相は28日の参院予算委…

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