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 神戸市のマンションの喫煙所の上に、ツバメが巣を作っているという情報を耳にした。たばこの煙は、ツバメに害をもたらさないのだろうか。31日のWHO「世界禁煙デー」を機に、受動喫煙について考えた。

 神戸市内のタワーマンション1階付近に設けられた喫煙所。1階には店舗なども入居し、住民だけでなく近隣の人たちもよく利用している。喫煙所の数メートル上にある天井部分に二つほどツバメが巣を作っており、ヒナが時々顔を出す。

 喫煙所周辺は風の通りがあまりなく、数人が同時にたばこを吸うと煙が天井付近にたまる感じがある。近所に住む人は「近くを通るたびに気になる」と話す。

 鳥類にとって副流煙は有害なのか。専門家に尋ねた。獣医学の研究者は「ヒトと同じ『動物』だから、何らかの影響はあるだろう」とする一方、「科学的に検証されているわけではない」と注釈をつける。

 また、静岡県内で動物病院を経営する獣医師は「鳥はストレスを感じると羽毛を抜いてしまう習性を持っている」とし、「飼い主が室内でたばこを吸った際、たばこの煙やニコチンなどの成分が鳥にとってストレス要因となる可能性は十分に考えられる」と話す。

 いずれの専門家も、何らかの悪影響を及ぼす可能性には触れつつ、十分な科学的知見がまだ得られていないとして、断言は避けた。 一方で、獣医学の研究者はこうも付け加える。「動物とヒトは共生している。助け合いの精神や配慮の心をもつのは大切なことだ」

神戸市、禁煙や配慮呼びかけ

 こちらはヒトの受動喫煙防止の…

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