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 もうすぐ、ダンスの夏がやってくる。第6回全日本小中学生ダンスコンクール(朝日新聞社主催、キユーピー協賛)は今年も8月に西日本、九州、東日本、東海の各ブロック大会開催が予定され、応募締め切りはオープン参加の部が6月8日、学校参加の部が同22日に迫る。第1回から審査員を務めるワイダンスカンパニー(川崎市)代表の吉元和彦さんに、ダンスの魅力や出場チームへの期待を語ってもらった。

 コンクールに出場する子どもたちのダンスを見ていると、その後ろにストーリーが透けて見えます。学校参加のチームなら「朝、30分くらい早めに登校してみんなで練習したんだろうな」とか「放課後、遅くまで残って振り付けを合わせたんだろうな」とか。指導する先生、支える保護者の姿も浮かんでくる。たくさんの人たちが関わったからこそ、一つの作品が完成したんだろうなと。

 本番中は採点に一生懸命ですが、全ての演技が終わると、そんなことに思いを巡らせつつ、ステージに立った子どもたちから元気をもらっています。

 みなさん、気づかないかもしれませんが、人間の生活の基盤にはリズムがあります。朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて。友達との会話も、リズムがあるから盛り上がる。このリズム感を養うのにダンスはもってこいです。運動は血液の循環も促すので、いいことずくめですよ。

 まだダンスを始めたばかりで、コンクールにエントリーしようかどうか迷っているチームもあるかもしれません。技術の優劣より、まず楽しむことが大事。「うまく踊らなきゃ」と考えすぎてしまうと、緊張感やプレッシャーが観客にも伝わって、場内に重い空気が流れる。失敗しても楽しく踊ることさえできれば、観客も必ず笑顔になって、ステージと客席が一体化する。ダンスのだいご味です。僕が指導する子どもたちにも、こうアドバイスを送っています。何か起きても、笑ってごまかせと。

 6回目を迎えた今年。たくさんの笑顔、たくさんの個性的なダンスに出あえることを願っています。

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 よしもと・かずひこ 日劇ダンシングチームを経て舞台、テレビ、映画やCMなどで活躍。劇団四季のミュージカル「ウェストサイド物語」でベルナルド役を担ったほか、ジャズダンス講師としてプロを指導。矢沢永吉や未唯mieなどのコンサートで振り付けを担当する。

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