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 今年で第100回大会を迎える夏の高校野球は、長い年月をかけて、日本人の日常生活の中に溶け込み、深い記憶を刻んできた。

 「高校野球と言えば、僕が小学生の時、大阪では八尾が頑張っていた」と語るのは落語家の桂文枝さん(74)。「八尾の親戚のところに行った時は、みんなが牛乳屋で牛乳を飲みながら、テレビを見て応援していました。野球と地域がつながっているのですね」

ベストゲームファイナル

 高校野球をネタにしたこともあるそうだ。早稲田実(西東京)が全国制覇した2006年、「ハンカチ王子(斎藤佑樹)と同じハンカチを買って、高座で汗を拭いたらうけました。やっぱり皆さんがよく知っている。高校野球に日常性があるから、うけるのです」。15年夏の甲子園大会を観戦しながら話して下さった。

 「実は私、原辰徳さんのファンだったんです。というか、東海大相模ファン」と打ち明けたのは俳人の黛まどかさん(55)。「合宿所に電話したこともある。友達3、4人でワイワイ、キャーキャー言っていました。かっこいいお兄さんにあこがれていたのかな」

 俳優の柳沢慎吾さん(56)は幼稚園に入る前から、テレビで甲子園大会を見ていたという。「親がチャンネルを高校野球にあわせると、落ち着きのない僕が黙って見ていたそうです」と笑う。独身時代はクーラーを切り、汗をかきながら観戦した。「甲子園の雰囲気を味わっていた」というから筋金入りだ。

 黛さんは03年、柳沢さんは04年に、甲子園で同僚が話を聞かせてもらった。

 昨年、「ベストゲーム47」という企画で、一人一人の胸に刻まれた思い出の試合を投票してもらった。その結果は各都道府県の「ベストゲーム」として、順に紹介している。

 今年は「ベストゲームの中のベストゲーム」を選んでいただこうと思う。もちろん、甲子園の試合は、そのすべてが多くの人の思い出になっている。100回目の夏ということで、順位をつけようという乱暴な企画をお許しいただきたい。

 漫画家のやくみつるさん(59)は01年に甲子園を訪れ、「ここに来ると、いつも70年代半ばに戻ってきた感覚がします。私にとって夏の原風景のひとつなんです」と語った。そして、甲子園にキャッチコピーをつけて下さった。

 「昔ながらの夏、やってます」

 さあ、あなたの思い出の夏を、教えて下さい。(編集委員・安藤嘉浩

投票 甲子園ベストゲームファイナル

夏の甲子園、歴代最高の試合を投票で決定! プレゼントキャンペーンも実施中です。

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 全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)で、最も心に残る試合を選ぶ企画「投票 甲子園ベストゲームファイナル」が、朝日新聞社と朝日放送(ABC)テレビが共同で運営する「バーチャル高校野球」で始まりました。結果は8月に発表します。

 夏の甲子園は2018年、100回大会を迎えます。この節目を迎えるにあたり、「ベストオブベストゲーム」をみなさんの投票で決めます。

 朝日新聞社では2017年、ファンからの投票を募り、各都道府県の代表校の「ベストゲーム」を選びました。今回は、各都道府県別で1位に選ばれた試合に、前回第99回大会の名勝負2試合を加えた計45試合(重複の4試合を含む)から、最も心に残る試合を選びます。前回の投票が、各都道府県の1位を決める「地方大会」だとすれば、今回はその中からさらに1位を決める「全国大会」の位置づけです。投票は、1人3票までとしています。

 また、「深紅の大優勝旗レプリカ」「歴代優勝校名入りスポーツタオル」などが当たるプレゼントキャンペーンも実施しています。みなさまの投票をお待ちしています。

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