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 欧州連合(EU)の行政機能を担う欧州委員会は28日、ストローなど再利用できないプラスチック製品の流通を禁じる新規制案を示した。世界の海のごみの85%をプラスチック製品が占め、海洋汚染への影響が深刻だとしている。

 ストロー以外の禁止対象は、軸がプラスチックの綿棒、ナイフやフォーク、皿、風船につける棒など。これらはコストをあまりかけずに、環境に配慮した別の物質で作ることができるとしている。

 規制案では、製品の処理や汚染対策にかかる費用の負担をプラスチック製品の生産者に求める。またEU加盟国には2025年までに使い捨てのプラスチック製ボトルの9割回収を義務づける。欧州委は、加盟国の代表で作る理事会と欧州議会に対し、規制案を19年5月までに承認するよう求めている。

 プラスチック製品のごみ問題を巡っては、これまで海外から廃プラスチックを輸入していた中国が方針を転換し、17年末から輸入を禁止した。中国に多くの処理を頼っていたEUも対応を迫られている。(ブリュッセル=津阪直樹)

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