[PR]

 安倍晋三首相は30日、国会で行われた党首討論で、森友学園問題について「私や妻にこの問題を持っていこうと考えるから本質からそれていく」と首相や妻昭恵氏に対する追及を問題視した。立憲民主党の枝野幸男代表が森友学園の国有地取引をめぐり、妻昭恵氏の関与について質問したのに答えた。

 枝野氏は、首相が昨年2月に「私や妻が(国有地売却に)関係していたということになれば首相も国会議員も辞める」とした国会答弁を取り上げた。首相はこの答弁に関連し、今月28日の参院予算委員会の集中審議で、不正とは贈収賄を指すとした上で、「そういう文脈において、私は一切関わっていないと申し上げている」と発言。枝野氏は「関係していたら辞めるといったことを前提に議論してきたにもかかわらず、急に金品や贈収賄のような限定を付したとすればひきょう」と批判した。

 これに対し、首相は昨年3月と今年2月、4月にも同様の答弁をしていると説明。「急に私が新しい定義を定めたわけでないことは非常に明らかであろう」と反論した。

 党首討論は2016年12月以来、約1年半ぶり。枝野氏のほか、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は日米の貿易問題や日ロ関係、共産党の志位和夫委員長は森友・加計問題、日本維新の会の片山虎之助共同代表は内閣人事局についてそれぞれ質問した。