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 名古屋市北区にある市営住宅の一室で猫約30匹を飼い、近隣住民に迷惑をかけているとして、市が住人の女性に部屋の明け渡しなどを求めた訴訟で、名古屋地裁が女性に部屋からの退去などを命じる判決を言い渡した。判決は3月19日付。女性は判決確定後も市営住宅に住んでおり、市は地裁に強制執行を申し立てた。明け渡しの期限が6月11日に迫っている。

 訴状などによると、女性は昨年2月に市営住宅1階に入居。市営住宅に関する条例では、ペットの飼育は禁じられているが、女性は入居当初から猫を飼い、昨年5月ごろには市に悪臭などの苦情が寄せられていた。女性に猫の飼育をやめるよう求めたが改善されず、市は今年1月に地裁に提訴。判決では市の訴えが認められた。

 女性は現在、引っ越し先を探しているという。市によると、部屋に猫が残された場合は、猫は殺処分される可能性があるという。

 市営住宅の住民らは取材に「部屋の前を通ると臭いがすごかった」「昨年の夏は窓も開けられなかった」などと話した。