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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、防衛省の福田達夫政務官が1日午前、秋田県庁を訪ね、陸上自衛隊の新屋演習場(秋田市)を候補地に決めたと正式に伝えた。2023年度の運用開始をめざし、「夏以降に現地調査に入りたい」と求めたのに対し、佐竹敬久知事は住民への十分な説明を求めた。

 福田政務官は午前9時から約40分間、佐竹知事や穂積志(もとむ)・秋田市長らと面会した。北朝鮮のミサイルから日本列島を守るため、2基を日本海側の北と西に配置することを説明。レーダーが遮断されず、迅速に配備できる自衛隊用地などから候補地を選んだと伝えた。

 新屋演習場は県庁がある市中心部から直線距離で3キロ足らず。住宅密集地に近く、保育園や学校もある。佐竹知事が「住民の不安は大きい。北朝鮮情勢が動けば再検討する考えはあるのか」とただすと、福田政務官は「北朝鮮が数百発のミサイルをもつ現状に変わりはない」と理解を求めた。レーダーの電磁波による住民の健康への影響について穂積市長がただすと、「どんな影響があるかも含めて調査したい」と答えた。

 午後には大野敬太郎政務官がもう一つの候補地の山口県を訪ねる。(金井信義)

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