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 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を果たした羽生結弦(ANA)を指導するブライアン・オーサー・コーチ(カナダ)の下に、トップ選手が次々と集まっている。難しいジャンプを多く跳ぶことよりも演技全体の向上を重視するオーサー氏の「総合力」にひかれていると言える。

 ロシア連盟は5月、平昌(ピョンチャン)五輪女子銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(18)が指導を受けると発表した。中国メディアや海外専門誌によると、同五輪男子4位で中国の金博洋(20)、2014年ソチ五輪米男子代表のジェーソン・ブラウン(23)も加わる。

 メドベージェワは平昌五輪で、得点が1・1倍になるフリーの演技後半に七つのジャンプ全てを組み込んだ同門のアリーナ・ザギトワ(16)に敗れた。4回転を跳ぶ選手も出てきた。頂点を目指すには、自身の持つ抜群の表現力に加え、技術を伸ばしていかなければならない。

 一方、ジャンプが得意な金博洋は平昌五輪男子フリーで、技術点では羽生や銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)を上回りながら、演技構成点で2人に10点以上差をつけられた。22年北京五輪で頂点を狙うためにも、総合力を身につけることが必須となる。

 ブラウンは世界選手権覇者のネーサン・チェン(19)ら若手の4回転ジャンパーに及ばず、平昌五輪代表を逃した。持ち味の表現力や完成度の高さだけでなく、ジャンプの技術も上げることでステップアップを誓う。(浅野有美)