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 静岡県富士市とバルト3国のラトビアの間で、ボーイスカウトの交流が10年にわたって続いている。今夏はラトビアから3人の若者が富士市にやってくる。友好関係はスカウトの外にも広がり、ラトビアが2020年の東京五輪の事前合宿を富士市で行う可能性も膨らませている。そんな両者の交流のきっかけは、小さな「狼(オオカミ)」からだった。

 富士市内でスポーツ店を経営する川島泰彦さん(72)が1968年に米国に留学した際、保証人探しを手助けしてくれたのが、偶然知り合った亡命ラトビア人の故ベリザード・ラジンさん(当時64歳)だった。

 ラジンさんは初対面の際、「少年の頃からボーイスカウトだった」という川島さんの話に興味を示した。ラジンさんは40年のソ連軍侵攻で故国を追われるまで、ラトビアのスカウト創設に尽力し、発祥の地・英国のボーイスカウト連盟から功労者に贈られる最高章「シルバーウルフ(銀の狼)」を受けた人だった。以後、川島さんは大学の休暇のたびにラジンさんの自宅を訪ね、語り合う間柄になった。

 73年にラジンさんが亡くなっ…

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