[PR]

 TBS系で放送中の連続ドラマ「ブラックペアン」が、「現実と乖離(かいり)した描写」があるとして医療系の学会から反発を受けていた問題で、TBSは30日、「実際のものと違う部分も、誇張した表現があるのもフィクションでありドラマである」との見解を示した。定例会見で伊佐野英樹編成局長が記者の質問に答えた。

 劇中では、新薬や機器の開発に必要な治験に参加する患者に対し、「治験コーディネーター」が300万円の小切手を渡す場面などがあり、学会が現実と異なる描写だと特に問題視していた。この点についても伊佐野編成局長は「フィクションであり、演出であるという風に思っております」と述べた。

 TBSの番組プロデューサーと学会側とで話し合いの場を設けたことも明らかにした。「相互理解をするような形で、いまお話をさせていただいている」という。協議の内容については明らかにしなかったが、「連続ドラマなので、見ていただければご理解が得られるのではないか」としている。

 TBSに対し7日付で「見解書」を送った日本臨床薬理学会は、今回の描写は「ドラマの演出上という言葉では片付けられない」としていた。21日には、日本医療機器産業連合会臨床評価委員会も、「疑念や不信感を抱かれる可能性がある」と、ホームページ上で懸念を示している。