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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会後にJ1神戸へ合流するスペイン代表の司令塔、MFアンドレス・イニエスタ(34)の背番号が、名門バルセロナで慣れ親しんだ「8」に決まった。これまで背負っていたMF三田啓貴(27)は憧れの選手の希望に喜んで応え、背番号「7」で新たなスタートを切る。

 2012年にFC東京でJ1デビューした三田は、今季仙台から神戸に移籍。攻撃センスを備えた守備的MFとして先発にも定着している。実は、現地に足を運び、本拠カンプノウで「10試合は見た」というほどのバルセロナファンだという。ポジションが似ていることもあり、特に好きだったのがイニエスタ。クラブから背番号変更の打診を受け、快く応じた。

 26日の本拠ノエビアスタジアム神戸での歓迎イベント前、イニエスタと直接、球を蹴り合い、お礼を伝えられたという。そしてその細身に改めて驚いた。イニエスタは身長171センチ、体重68キロ。自身は173センチ、63キロ。「あんまり自分と体形が変わらないのに、どうして球を奪われないんだろう」。だからこそ、「見てるだけじゃ絶対にわからないと思う」。ともにプレーしたい気持ちが強くなった。

 学びたいことは山ほどある。プレッシャーを受けた時の体の使い方、球の置きどころ。これまでどういう練習をしてきたのか。さらに「僕たちのチームには(アルゼンチン代表FW)メッシや(スペイン代表DF)ピケがいない」。圧倒的な能力を持った選手がいないだけに、「どうフィットしてくるか」とその適応能力も勉強したい。

 シーズン途中の背番号変更。すでに自らの「8」のレプリカユニホームを購入してくれたサポーターもいる。選手名と背番号を入れたものは1万2800円だ。「高い買い物。何かしてあげたい」と、クラブと連携して感謝を伝える方法を考えている。そして背番号「7」で「新たな挑戦をしたい」と言い切る。(有田憲一)