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 ファミリーマートを展開するユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は1日、提携先のドンキホーテHDとコラボしたコンビニの実験店2店舗を開店した。ドンキが売りにする商品を天井すれすれまで積み上げる「圧縮陳列」や、手書きのポップ広告を駆使。「商品選びの楽しさ」を集客につなげようとの試みだ。

 開店したのは東京都内の2店舗。立川市の店舗では改装前と比べて商品棚を28台増やし、20センチ高くした。雑誌コーナーは撤去。駄菓子や珍味、日用品の取扱数を増やし、通常のファミマの店舗と比べて、商品数が1・7倍になった。弁当やレジ横の総菜などは通常通りの品ぞろえだ。

 ドンキが供給する商品は周辺の競合を見て値段を決めるため、店によって値段が異なる。たとえば、100円を超えるような大手メーカーのアイスクリームを税込み70円で売ることも。ドンキの自主開発商品「情熱価格」の商品も初めて販売する。

 両社は昨年、資本業務提携を結んだ。傘下の総合スーパー、ユニーの6店舗で店内表示や陳列をドンキ流に変えたところ、1日当たりの客数が前年比9割増に、売り上げは2倍以上になった。ファミマは、たくさんの陳列から欲しい商品を探すなど「顧客のワクワク感」が集客につながったとみている。

 ファミマは、4月まで既存店客数が13カ月連続で前年割れ。担当者は「ドンキ流で、実店舗ならではの買い物の楽しさを伝えて客数につなげたい」と話す。実験店の結果を検証して、全1万7千店への拡大を検討する。(牛尾梓