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 高校時代に熱投を繰りひろげた2人がプロ野球の舞台で再び投げ合う。2日のオリックス―巨人戦(京セラドーム大阪)の予告先発はオリックスが山岡、巨人は田口と発表された。5年前の第95回全国高校野球選手権広島大会を沸かせた両者の対決は、プロでは初めてだ。

 2013年7月28日の広島大会決勝。山岡は瀬戸内、田口は広島新庄のエースとして、しまなみ球場のマウンドに上がった。ともに切れ味鋭い変化球を武器に、本塁を踏ませない。両チーム無得点のまま延長十五回を終えて、引き分け。山岡は被安打1と、ほぼ完璧に封じたのに対し、田口は13安打を浴びながら、要所を抜群の制球力でしのいだ。

 2日後の再試合も、ともに先発して完投。1―0の勝負を制したのは、山岡を擁する瀬戸内だった。高校から巨人に入団した田口は「悔いがあるからこそ、泣かなかった。大事なところで低めに集めないと、プロの1軍では勝てない」。当時の経験があるからこそ、今があると感じている。

 山岡は社会人野球の東京ガスを経て、2016年秋のドラフト1位でオリックスに入団。リーグが違うため、レギュラーシーズンでの2人の対戦は、交流戦に限られる。山岡が新人だった昨季も投げ合う可能性はあった。

 山岡がプロ初勝利を挙げたのは昨年5月28日。本来ならその1週間後の巨人戦で、中6日を空けて田口と投げ合うはずだった。だが、当時は巨人が大型連敗中。左のエース格だった田口が、1日前倒しして「中5日」で先発したため、「ニアミス」となった。初対決を前に田口は「高校のときは負けているので、頑張ります」と意気込む。(井上翔太)