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 沖縄県名護市の大浦湾でサンゴが産卵している様子を、東京都の水中写真家中村卓哉さん(43)が5月29日に撮影した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設工事が進む名護市辺野古から2キロほど北西の海中。午後10時すぎ、無数の薄ピンク色のバンドル(精子と卵が入ったカプセル)が放たれる瞬間をとらえた。

 中村さんは大浦湾で2001年から毎年撮影をしているが、産卵を見たのは初めてという。「昨年は白化現象が見られ、サンゴがなくなってしまうのではと心配していた。まさか大産卵を目の当たりにするとは思わなかった。命の育みが続いていることを伝えていきたい」と話している。(伊藤和行)