アムラー姿で登場、熱気最高潮に 圧巻のツアー最終公演
9月での引退を表明した歌手の安室奈美恵さんが3日、最後のライブツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」を、東京ドームで終えた。国内5大ドームと中国、香港、台湾で計23公演、約80万人を動員したツアーの最終公演を、音楽評論家の能地祐子さんに評してもらった。
寄稿 音楽評論家の能地祐子さん
1年後に引退する。安室奈美恵さんがそう発表したのは昨年9月。今年2月からは全国5大ドームで17公演、延べ75万人を動員するソロ歌手史上最大規模のラストツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」を開始。ツアー最終日、6月3日の東京ドーム公演を見た。
引退発表以降の彼女は、代表曲の新録音を中心に構成したベストアルバム「Finally」をヒットさせ、NHK紅白歌合戦にも14年ぶりに出演。自らがXデーに指定した2018年9月16日、デビュー26周年を迎える記念日に向けてラストイヤーを駆け抜けてきた。8月にはツアーの模様を収めた映像パッケージの発売も予定されている。
赤いミリタリー風ジャケットにチュールのロングスカート。クールでガーリーないでたちで安室さんが登場する。最新ライブへの期待、昂(たか)まり、しかしこれが最後かという寂しさ、限りない感謝。様々な思いが客席で一気に爆発する。
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