【動画】超解説「公文書って何?」

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 役所の公文書管理をめぐる問題が後を絶ちません。不祥事が起きるたびに再発防止が言われてきましたが、問題はなくならず、財務省では文書の改ざんや廃棄まで行われていました。どうしてこのような扱いが? 背景には、公文書の重要性への無理解があると指摘されています。

 公文書は、役所が意思決定する過程や結果を記録したもの。後(のち)の検証を可能にすることで、行政が適正に運営されるようにすることが狙いです。役所の都合で手心が加えられるようなことがあれば、その文書はおろか、行政自体への信頼が失われかねません。

 海外では国立の公文書館に文書を管理する人を多数配置し、重要な文書は永久保存したり、すぐに開示できない文書でも数十年などの期間をおいて公開することを原則にしたりしています。公的な記録は、民主主義を支える国民の財産――。そうした考え方が根付いているためです。

 相次いだ問題を受けて、与野党では公文書管理法改正も視野に改善策の検討が進んでいます。政権や役所には、責任を持って公文書を扱う意識改革がかつてないほどに求められています。(木村和規)