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(1日、プロ野球 西武2―0阪神)

 約1カ月ぶりの1軍で、復活ののろしを上げた。左肩の不調から復帰した西武のエース菊池が150キロ台を連発。自慢の剛球で阪神打線をねじ伏せた。

 見せ場は二回、得点圏に走者を置いた場面だ。先頭に内野安打を許し、牽制(けんせい)悪送球で自らピンチを招いた。6番中谷を追い込み、5球目。高めの151キロを投じて空振り三振。投げた勢いで、左足が体の前に蹴り上がった。これが好調のバロメーターだ。

 暴投で1死三塁としたが、空振り三振で2死に。ここで一段とギアを上げた。2球で8番江越を追い込み、最後は再び左足を蹴り上げて今季最速の157キロを高めへ。バットが空を切ると、ガッツポーズ。「0点と1点じゃ違う」。狙い通りだった。

 開幕から6戦5勝と白星はついていたが、防御率は3・86。左肩の回復が思わしくなく、5月4日の楽天戦を最後に出場選手登録を抹消された。2軍での調整で実戦登板は25日の2回を投げた1度きり。スタミナが不安材料だったが、この日は6回を投げ92球、無失点9奪三振。「今季初めて心から喜べる勝ち方」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 開幕ダッシュに成功した3、4月から一転して5月は10勝14敗。投手陣にも疲れが見え、2位日本ハムに1ゲーム差まで迫られた中で「チームの柱らしい投球」と指揮官も手放しで褒めた。エースは「今日から開幕のつもりで、もう一回やっていきます」(大坂尚子)

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