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 北方領土・歯舞群島の貝殻島周辺で2日、コンブ漁が始まった。本土最東端の北海道根室市・納沙布(のさっぷ)岬沖に集まった241隻が、3・7キロ先の貝殻島に向けて一斉に出漁した。

 漁は1日に解禁されたが、悪天候で見合わせたため、2日が初めての出漁。今年は冬から春にかけての海水温や日照時間などがコンブの生育に適し、根室半島沿岸の事前調査では生育状況が「良好」。豊漁に期待が高まっているという。操業期間は9月30日まで。

 貝殻島周辺はコンブの好漁場で、戦後は旧ソ連当局に拿捕(だほ)される漁業者が相次いだ。このため、1963年にソ連側に採取料を払って漁をする民間協定が結ばれた。(神村正史)