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 トランプ米大統領は1日午後(日本時間2日未明)、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を当初の予定通り12日にシンガポールで行うと表明した。トランプ氏が首脳会談を非核化の「プロセスの始まり」と位置づけ、合意の署名はない見通しを示したことで、北朝鮮の「完全な非核化」の具体的な道筋は首脳会談後に持ち越される可能性が高まった。米朝間の非核化をめぐる認識の溝が埋まらないなか、首脳会談の開催を優先させた形だ。

 正恩氏の側近、金英哲(キムヨンチョル)党副委員長との会談後、記者団に明らかにした。トランプ氏は今回の首脳会談について「会談は(非核化交渉の)始まりだ。1回の会談で実現するなんて私は言ったことはない」と指摘。さらに「我々は首脳会談で何らかの署名をするつもりはない」とも述べ、今回の首脳会談では北朝鮮の非核化問題をめぐって最終的な合意はせず、今後も首脳会談を重ねる意向を示した。

 米朝首脳会談は4月下旬の南北首脳会談の合意を受け、北朝鮮の「完全な非核化」に向けた具体的な措置を策定することが期待されていた。しかし、トランプ氏が首脳会談の「開催ありき」で動き、時間的制約の中、事務方が十分な協議を北朝鮮側と積み重ねることができなかった。

 米政府は北朝鮮が「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を受け入れなければ、首脳会談を開催しないとしてきた。しかし、トランプ氏の表明は、北朝鮮が非核化をどのように実現させるか不透明なまま開催を決断しており、従来の方針を事実上、転換したと言える。12日に首脳会談が開催されても、米国の要求するCVIDがどこまで実現されるのか、不透明な情勢になりつつある。米朝間の非核化交渉は長期化する公算が大きくなっている。

 またトランプ氏は、北朝鮮への…

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