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 私財を投じ、沖縄戦で亡くなった山梨関係者の慰霊塔を現地に建てた山梨県身延町(旧曙(あけぼの)村)出身の故・山中幸作さんが残した資料が、甲府市の山梨平和ミュージアムで3日から公開されている。「戦争で多くの命が失われたことを改めて思い起こしてほしい」と孫の幸子さん(68)がこの施設に寄贈した。

 幸作さんは戦後、沖縄に渡って建設会社の現場監督をしていた。仕事の合間に戦跡を巡り、山梨関係の戦死者が多かった具志頭村(ぐしかみそん)(現八重瀬町)など5カ所に慰霊塔を建てた。

 八重瀬町議の照屋直さん(63)は2010年、息子が交流事業で身延町を訪れたのがきっかけで慰霊塔に関心を持った。幸子さんらとのやりとりを経て昨年4月に身延町を訪問。幸子さんが保管していた建立当時の写真や手紙などから経緯を調べた。7月には身延町立図書館朗読ボランティア「千の風」が朗読会に幸子さんらを招いて幸作さんの取り組みを紹介し、照屋さんも電話で参加した。

 幸子さんらは慰霊塔を訪ねたい…

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