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 名古屋大学病院(名古屋市昭和区)の医師が検査結果を誤って解釈したため、骨軟化症が進んで歩行困難などになったとして、患者の男性(85)と家族が同大学に損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、名古屋地裁であった。末吉幹和裁判長は男性側の訴えの一部を認め、大学側に計約3900万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性はB型肝硬変を患い、病院で2005年から投薬治療を始めた。病院は08年に実施した検査の結果などから、骨の疾患が疑われたのに、肝障害起因と誤って解釈。そのまま投薬治療を続けた結果、薬の副作用で骨軟化症が進み、男性は自立歩行などができなくなった。

 裁判で病院側は過失を認め、争点は損害額だった。名古屋大学病院は「今後判決の内容を精査し、対応を検討してまいります」としている。

 

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