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 イスラエル軍によると、パレスチナ自治区ガザ地区から2日夜と3日未明、イスラエル領内に向けてロケット弾が少なくとも4発発射された。3発は対空防衛システム「鉄のドーム」で迎撃されたが、もう1発は届かなかったとみられ、ガザ地区内に着弾したという。この攻撃を受け、イスラエル軍は3日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの関連施設8カ所に報復の空爆をした。

 ロイター通信によると、一連の攻撃でけが人などは報告されていないという。

 5月29~30日には、ガザ地区からイスラエル南部に向けて、計約100発の迫撃砲弾やロケット弾が発射された。ガザ地区でハマスと連携する武装組織「イスラム聖戦」がハマスと連名で発射を認めた。だが、その後のイスラエル軍の報復攻撃を受け、ハマスは「(ハマスもイスラエルも)戦闘停止に合意した」との声明を発表していた。

 6月1日の抗議デモでは、ボランティアで医療行為をしていた女性看護師(21)が死亡。約100人がイスラエル軍の銃撃などで負傷していた。5日は、ガザ地区やヨルダン川西岸地区などがイスラエルに占領された第3次中東戦争の勃発から51年にあたる。ハマスはガザ地区で大規模な抗議デモを呼びかけており、緊張がさらに高まる恐れがある。(エルサレム=杉崎慎弥