【動画】教え子らとともに高校野球について語る対談会に出席した木内幸男さん
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 来月7日に開幕する第100回全国高校野球選手権茨城大会を前に、茨城の高校野球を語る対談会が3日、水戸市であった。取手二・常総学院野球部監督を務めた、木内幸男さん(86)と教え子3人が登壇。高校野球ファンらが熱心に聴き入った。

 対談会は朝日新聞水戸総局と県朝日会が主催した。

 選手の力を最大限引き出す「木内マジック」について、木内さんは「マジックはない。サインを的中させてくれる選手に恵まれた」と笑いを誘った。一方、「カーブが苦手な選手にはバントをさせる」など、普段から選手の特徴を良く見ることが大事だと語った。

 また、常総学院の監督時代、2003年の決勝で東北のダルビッシュ有投手(現・大リーグ、カブス)に打ち勝った要因にも触れた。「ダルビッシュ投手の球は犠打で好機を作っても、打てない。だから、2死になって、油断して投げてくる球を打たせた」

 取手二が全国制覇したときに三塁手を務めた小菅勲さん(51、現・土浦日大監督)は教え子の1人。「監督が一番野球を楽しんでいたので、選手はそれに引きずられた」と振り返った。

 今後の茨城の高校野球について木内さんは「野球で人間を作る野球道から脱皮する必要がある」とし、「勝たせてやることで選手の人間形成につながる」と勝利へのこだわりを訴えた。

 水戸市から訪れた大平真一さん(48)は高校時代、木内さん率いる常総学院と対戦した経験があるという。「当時の監督の起用法や采配が明かされて、とても興味深かった」と話した。

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 対談会の様子は7日付の朝刊で詳報します。(笹山大志)

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