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 シンガポールでの米朝首脳会談が12日に再設定されたことを受け、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長がどこに泊まるのかに注目が集まっている。外貨不足に悩む北朝鮮が宿泊費の肩代わりを求めているとの報道もあり、だれが払うのかも関心の的だ。

 宿泊先も首脳会談の場所も、まだ明らかになっていない中、米紙ワシントン・ポストは1日、観光名所マーライオン像のすぐ近くにあるフラートンホテルへの宿泊を北朝鮮側が希望していると報じた。事前協議に訪れた正恩氏の「秘書役」らも宿泊し、国際会議で訪れたインドのモディ首相も泊まったばかりだ。最高級の「プレジデンシャルスイート」には専用エレベーターがある。宿泊費は一泊7千シンガポールドル(約60万円)ほどとみられる。

 また閑静な高級住宅地にあり、オバマ前米大統領ら数多くの首脳が宿泊したシャングリラホテルも、いずれかの首脳の滞在先になる可能性がある。

 宿泊費について同紙は、「プライドは高いが貧しい国家は、ホテル代を外国に支払わせようとしている」として、外貨不足の北朝鮮に代わってシンガポール政府に負担要請が行くとの見立てを報道。シンガポールのウン国防相は2日、同政府が会談に伴う何らかの費用を負担する意向を示した。

 一方、昨年のノーベル平和賞を受賞し、約1億2千万円の賞金を得た国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)も「核兵器をなくすことに貢献するためなら、宿泊費を負担する用意がある」とツイッターで表明した。

 会談場所について地元メディアなどは、シンガポール首相府やシャングリラホテルのほか、カジノで有名なマリーナ・ベイ・サンズ、セントーサ島のカペッラホテルを挙げている。(シンガポール=守真弓)