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 「情報開示を終え、今さら出せない」「先生、腹くくって下さい」――。神戸市垂水区で市立中学校3年の女子生徒が自殺した問題で、他の生徒からの聞き取りメモの隠蔽(いんぺい)を、市教育委員会の首席指導主事が当時の校長に指示していた。遺族の対応窓口も務めていたといい、遺族は「裏切られた」と強く憤った。

 「教育行政の信頼を失墜させ、心より深くおわびする」。3日午後5時から始まった市役所での会見冒頭、長田淳教育長は深く頭を下げた。市教委は会見前に遺族宅を訪ね、経緯を説明して謝罪したという。

 市の委託を受けてメモの取り扱いの経緯を調べた弁護士の調査報告書によると、昨年3月、首席指導主事は当時の校長と、資料の提供を求める生徒の遺族への対応を市役所で協議。「(遺族からの情報公開請求に対する)情報開示は終わっている。メモを今さら出せない。(自殺の経緯を調べる市教委の)第三者委員会に情報はすべて伝達されているので出す必要もない」と、メモは存在しない旨を回答するよう指示した。

 その後、遺族側が求めていた関…

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