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 世界が見守る会談が始まる。6月12日にシンガポールで対面する、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長。ふたりのルーツを、若い頃に見いだすことはできるのだろうか。朝日新聞の記事やソウル支局長・牧野愛博記者の著書「北朝鮮核危機! 全内幕」(朝日新聞出版)、「金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日」(講談社)から探る。

金正恩氏:日本に来たことも

 1991年ごろ、東京のホテルオークラに3人連れの旅行客が宿泊した。女性2人と、小学校に上がったばかりと思われる男の子。アジア系の顔立ちだったが、旅券は中南米のものだった。

 3人は幼少期の金正恩氏と母親の高英姫氏、そして付き添いの女性だった。日本の警察当局は韓国側から情報を得ていたが、当時、身元を確認する資料がなく、最終的な確認はできなかった。3人はディズニーランド観光や都内のショッピングを楽しんだという。

トランプ氏:有能さを演出

 ニューヨークの冬の風物詩として知られるセントラルパークのウォールマン・スケートリンク。看板には、トランプ氏の名前が大きく書かれている。

 1950年にオープンしたリンクは老朽化で80年に一時閉鎖され、市が改修工事に着手。しかし、計画がずさんで「約2年で完了」の予定がずるずる長引いた。

 そこに登場したのが、83年にマンハッタンにトランプ・タワーを建設し、「不動産王」として名声を高めたトランプ氏だった。「自己資金で工事を引き継ぐ」と提案し、着手すると4カ月で終わらせた。リンクの看板にはトランプ氏の名前が付けられた。

 不動産王という評判に加え、行政が手間取ることもこなす「できるビジネスマン」の印象が広がった。トランプ氏は著書「ジ・アート・オブ・ディール」(邦題「トランプ自伝」)で、取引(ディール)を自らの手札にあげ、「ねらいを高く定め、求めるものを手に入れるまで、押して押して押しまくる」と記している。

■金正恩氏:バスケットボールに…

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