[PR]

 避難所に、どうやって人や物を配置すればいいのか――。災害が起きた時、自治体や地域住民が直面する避難所の運営を疑似体験する静岡発の防災ゲーム「避難所HUG(ハグ)」が、全国に広がっている。県が開発して10年経ち、東日本大震災などでも活用された。

 「この家族は90歳の高齢者がいるから入り口近くにしよう」「仮設トイレは臭いを考えて、体育館から離れた場所がいいのでは」

 藤枝市で5月中旬、県や県中部の市町の防災担当職員を対象に、HUGの研修会が開かれた。HUGは「避難所運営ゲーム」の頭文字を取ったネーミング。参加者は5~7人一組で学校の体育館や教室に見立てた用紙を囲み、そこに進行役が読み上げる「避難者カード」を配置していく。

 カルタほどの避難者カードには、「一人暮らしの高齢者」「5人家族」「全壊/半壊」などの情報が書かれ、ペット連れ、震災孤児、視覚障害者、日本語が分からない外国人などのカードもある。

 自宅が全壊した人は避難所暮ら…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら