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 和歌山県高野町にある高野山大学は学生数200人弱。文学部だけの大学だ。始まりは1886年創設の真言宗古義大学林(こぎだいがくりん)。「綜芸種智(しゅげいしゅち)」という弘法大師空海の教育理念に基づく。様々な学問と仏の教えを伝えるという意味だ。

 今春、新たに4人の中国人留学生を受け入れた。これで中国人は12人。うち2人は、高野山で阿闍梨(あじゃり)となった寛旭さん(48)の弟子だ。寛旭さんは、唐の都・長安(現在の中国・西安)にあった空海ゆかりの青龍寺の方丈(住職)で、唐代の密教(唐密)の復興をめざしている。

 そのひとり、大学院で密教学を学ぶ洪涛さん(34)は寛旭さんが方丈を兼ねる西安・大興善寺の僧侶。この冬から春にかけ、高野山の蓮華定院(れんげじょういん)で四度加行(しどけぎょう)という修行を50日経験した。夏にはさらに50日の加行を積む。得度、授戒、四度加行、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)の儀式が終わると阿闍梨になる。

 来春、洪さんは修士課程を終える。博士課程に進むか中国に帰るか。「どちらにしても、寛旭さんと唐密を復興させたい」。もう一人の弟子は今春、学部3年に編入した。

 ふたりとは別に、修士課程で密…

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