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 三菱自動車は4日、プラグインハイブリッド車(PHV)の海外生産に、タイで乗り出す方針を明らかにした。電気自動車(EV)の生産も検討していく。得意とするエコカーの拡販につなげたい考えだ。

 最高経営責任者(CEO)の益子修氏が訪問先のタイで明らかにした。タイ政府に対し、PHVやEVの生産への優遇措置の適用を年内に申請する。認められてから3年以内にPHVの生産から始める方針だ。

 PHVは外部から充電できるうえ、ガソリンでも走れる。普及に充電インフラの整備が欠かせないEVよりも、生産を先行させる。

 三菱自動車にとってタイは海外最大の生産拠点。この日は、現地での累計生産500万台を記念する式典を開いた。タイのソムキット副首相も出席し、「EV(の生産)を早く立ち上げるべきだ」と促した。

 日系自動車メーカーがアジアの拠点とするタイは、ガソリン車の生産では新興国でも目立つ存在。ただEVの生産は遅れており、タイ政府は危機感を持っている。(タイ・チョンブリー県=吉岡桂子