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 トランプ米大統領は4日、2016年の米大統領選に介入したロシアとトランプ氏陣営との関係をめぐる「ロシア疑惑」の捜査について、「私には自分自身を恩赦する絶対的な権限がある」とツイッターにつづった。トランプ氏の直接聴取を目指すマラー特別検察官を牽制(けんせい)した形だ。

 トランプ氏は恩赦に触れる一方で「私は何も間違ったことをしていない。だから(恩赦を)する必要があるだろうか」と潔白を主張した。

 さらに、ロシア疑惑の捜査を「永遠に終わらない魔女狩りだ」と批判。マラー特別検察官の任命自体を「完全に憲法違反だ」と主張した。

 マラー氏は、トランプ氏がロシア疑惑捜査に不正に介入した司法妨害の疑惑を捜査している。

 トランプ氏の恩赦の主張についてホワイトハウスのサンダース報道官は4日の記者会見で「誰も法律を超越しない」と釈明しつつ、「ありがたいことに、大統領は何一つ間違った行為をしていないので、(恩赦は)必要ではない」とした。

 米憲法には、大統領が自身を恩赦できるかどうかの規定はない。法律の専門家の多くは、法律の基本原則に反するとして、大統領自身の恩赦に否定的な見解を示している。(ワシントン=杉山正)