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 大津署は5日、特殊詐欺の被害を防いだとして、「ファミリーマート大津国分店」店員の麓(ふもと)美樹さん(46)と、滋賀銀行石山支店で窓口業務を担当している中村美穂子さん(40)に感謝状を贈った。2人とも高齢者がだまされている可能性に感づき、粘り強く声掛けしたことが功を奏した。

 麓さんは4月21日午後1時ごろ、高齢男性から「ギフトカード20万円分を購入したい」と申し出を受けた。高額だったため詐欺被害を疑い、購入目的を尋ねたという。話したがらない男性を麓さんが20分説得し、署にその後通報した。

 中村さんは4月25日正午ごろ、高齢女性から「200万円を口座から下ろしたい」と申し出を受けた。理由を聞けなかったため中村さんが話を続けると、「証券会社の人と大きな取引がある。自宅にお金を取りに来るから急いでいる」と女性に言われた。支店長代理を通じて署に通報した。

 大津署の伊藤豊晴署長は「詐欺の手口は巧妙化している。身近な人に声をかけて、見守ってもらいたい」と話した。(宮城奈々)