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 昨年度に三重県内の児童相談所が児童虐待として相談を受けて対応した件数は1670件(前年度比27・5%増)で、3年連続で過去最多を更新した。警察との情報共有が進んだことが増加の主因と県はみている。

 子育て支援課によると、相談に至った経路は、市町の機関686件(41・1%)▽警察352件(21・1%)▽近隣・知人171件(10・2%)▽学校など158件(9・5%)▽県の機関98件(5・9%)など。警察からの連絡は、前年度の138件から約2・6倍に伸びた。児童相談所と県警は昨年3月、児童虐待事案の情報共有を申し合わせており、県は情報共有が進んだとみている。

 地域別の相談対応件数を見ると、全ての地域で前年度より増えた=表。前年度比155・1%増となった南勢志摩は、警察からの相談が46件で前年度から36件増えたことが主な要因とみている。

 虐待の種別では、罵倒するなどの心理的虐待678件(40・6%)▽暴力などの身体的虐待542件(32・5%)▽育児放棄などのネグレクト421件(25・2%)▽性的虐待29件(1・7%)だった。心理的虐待が最多なのは、DV(家庭内暴力)を目にした子どもについて、警察が心理的虐待として通告する例が増えたためとしている。

 子育て支援課は「早期発見など通告の意識の高まりがある一方、育児に困る家庭が孤立していることも考えられる。地域の見守りなど関係機関と連携を深めて支援を届ける必要がある」と話す。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小林裕子)