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 韓国で今年度予定されていたトキの放鳥計画が延期されたことが分かった。放鳥の延期は2年連続。韓国では日本と同様、国産トキは一度絶滅し、中国から提供された4羽をもとに人工繁殖を続け、放鳥に向けた準備段階に入っていた。

 中国陝西省漢中市で5月にあった日中韓の「朱鷺(とき)国際フォーラム」に出席した佐渡市の三浦基裕市長らが5日、明らかにした。フォーラムで韓国の関係者が、放鳥予定地の生息環境の整備が遅れていることなどを理由に挙げたという。

 関係者によると、韓国では1979年、北朝鮮との非武装地帯でトキが確認されたのを最後に絶滅したとされる。日本では2003年、雌のキンが死亡し、一度絶滅した経緯があり、同様の経緯をたどってきている。

 韓国の放鳥予定地は、トキ復元センターがある世津村の一角にあるウポ沼という湿地帯で、全体に生息環境、社会環境計画が遅れているらしい。