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 飲料大手のダイドードリンコが自動販売機を使った傘の無料貸し出しに力を入れている。地域貢献を目的に「レンタルアンブレラ」の名称で2015年に大阪市で始め、今年は5月から6月にかけて長野や福岡、山梨、新潟の4県で新たに開始。計16都道府県の約500台で傘を貸し出す。

 対象の自販機は側面に7本の傘を備え付けている。住宅地やオフィス街などに設置。傘の半数以上は鉄道会社の「忘れ物傘」をリサイクルする。大手私鉄に加え今年はJRからも提供を受ける。盗難防止の装置などはないが、傘の持ち手にダイドーのロゴのシールを貼って返却を促す。16年の関西地区では、返却率は約7割だったという。

 日本自動販売システム機械工業会によると、全国の飲料自販機の設置台数は減少傾向だ。ダイドーは全国に約28万台の自販機を展開。国内飲料事業の売上高の約8割を自販機で稼ぐため苦戦が続く。自販機で商品を買わない人でも使える仕組みだが、同社はブランドイメージの向上や傘を借りて「恩」を感じた人の購入にも期待している。(長橋亮文)

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