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 名古屋国際会議場センチュリーホール(名古屋市熱田区)が、新しい「吹奏楽の聖地」になりつつある。全日本吹奏楽コンクール中学校、高校部門の会場となって今秋で7年目を迎える。吹奏楽を主題にした小説やアニメにも登場。「舞台裏の見学ツアー」が開かれるほど、存在感が大きくなっている。

 これまで聖地として親しまれてきた普門館(東京都杉並区)は12月から解体工事が始まる。全日本吹奏楽連盟によると、コンクールの中学校、高校部門では、1972年に初めて会場として使われ、77年からほぼ毎年使われてきた。ところが耐震強度不足が判明。代わって、2012年から名古屋国際会議場が会場になった。約3千人を収容でき、楽器を運ぶトラックや生徒を乗せるバスが出入りしやすく、交通の便も良かったからだ。

 吹奏楽関係者の受け止めは様々だ。コンクール40回の出場を誇る愛工大名電高(名古屋市千種区)。顧問の伊藤宏樹教諭(56)は「普門館は舞台から客席までの距離が遠く感じられ、観客も含めて会場中が審査員かのような独特の緊張感があった」と振り返る。名古屋については「客席と舞台の距離が近く、空気が温かい。普門館とは違う新たな聖地になった」と話す。

 強豪校である光ケ丘女子高(愛…

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