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安川電機 小笠原浩社長に聞く

 人手不足などを背景に、世界で工場の自動化ニーズが高まっている。産業用ロボットの需要拡大は続くのか。安川電機の小笠原浩社長に聞いた。

 工場にロボットなどを導入して自動化したい、という動きはここ10年ほど変わっていませんが、最近その動きがさらに加速している印象です。日本の深刻な人手不足に加え、世界でも生産性の向上などを理由に、工場への投資は続いています。

 スマートフォン需要の減速が言われていますが、その生産の中心である中国の工場では設備投資は止まっていません。次世代通信規格「5G」に対応したスマホ生産に向けた設備投資の計画も出ています。スマホ以外にも、家電やリチウムイオン電池の工場など新たな分野が引っ張っており、中国市場の成長は続くとみています。

 懸念があるとすれば、中国政府による金融引き締めの動きです。設備投資の動きが後ろ倒しになって、一時的に減速するかもしれません。それでも、投資自体が止まるとは思えません。

 安川電機としては2018年度の設備投資は国内外で計300億円を計画しています。前年度の約1・5倍で、金額は過去最高です。埼玉県の新工場に加え、中国では部品の2工場で増設し、欧州のスロベニアにもロボット工場が完成します。一気に四つの工場が立ち上がります。

 投資を急いだのも、急激に増えている世界の需要に対応できる体制を早く作るためでした。しっかりと需要を取り込んで、成長につなげていきたいと思います。(聞き手・田幸香純)