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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を目前に控え、開催国のロシア(世界ランキング66位)が5日、モスクワで大会前最後の国際親善試合を行った。結果はW杯に出場しないトルコに1―1で引き分け。勝って波に乗りたかったが、ロシアは今年未勝利のまま本大会を迎える。

 ロシアのチェルチェソフ監督が「試している段階ではない。本番を見据えている」というメンバーで臨んだ試合。前半36分、MFサメドフが先取点を奪ったが、後半15分に追いつかれた。勝利を狙って攻撃的な選手を投入したが、逆に若手主体のトルコに防戦一方になる展開で、そのまま引き分け。試合終了を待たずに半分の観客がスタジアムを去り、試合終了と同時にブーイングが鳴り響いた。

 昨年10月の韓国戦を最後に勝ちがない。ブラジル、フランスといった強豪との対戦が多かったのは事実だが、5月30日にオーストリアに敗れ、トルコに勝てないのも現実だ。試合後のチェルチェソフ監督の記者会見でも、「理想としているサッカーはどんなものか」「W杯で負けたら責任を取るのか」といった厳しい質問が相次いだ。

 W杯の開催国が1次リーグを突破できなかったのは2010年の南アフリカだけだ。チェルチェソフ監督は「(開幕戦の)14日に理想のサッカーを見せる」と自信は見せるが、大きな不安を残している。(モスクワ=河野正樹

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