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 山梨県甲州市勝沼町下岩崎の大手醸造所「シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー」は、ワイン造りの一連の工程を学べる見学コースを初めて設け、6日に報道機関向けの内覧会を開いた。7日から一般向けの見学ツアーを受け入れる。

 親会社のキリンによると、これまで見学者は地下の樽(たる)育成庫をガラス戸越しに見る以外は醸造施設に立ち入ることができず、ワインギャラリーや明治期の醸造器具を展示するワイン資料館などを回っていた。

 新たに施設の一部を改修して公開範囲を広げ、ワイナリーの魅力を五感で体験できるようにする。ツアーには元工場長やソムリエの社員らが同行。料金1千円のスタンダードコースでは樽育成庫に入り、オーク樽特有のバニラのような甘い香りを楽しめる。

 3千円のプレミアムコースでは、ブドウの破砕機や圧搾機が置かれた仕込み場を望む展望台、ステンレス製の発酵タンクが並ぶ製造棟にも行くことができる。松尾弘則工場長は「ワイナリーのブランド価値や日本ワインの素晴らしさを伝え、観光客誘致などにつなげたい」と話す。

 いずれのコースも垣根栽培のブドウ畑を見学でき、ワインの試飲料金が含まれる。スタンダードは3銘柄、プレミアムは6銘柄を試飲。火曜定休。プレミアムは土日祝日のみ開催。原則予約制。問い合わせは0553・44・1011へ。(平畑玄洋)