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 1本の茎に二つの花を咲かせる双頭蓮(そうとうれん)が、静岡県伊豆の国市南江間の正蓮寺で育っている。仏教の教えに一茎一花とある通り、通常は1本の茎に一つの花を咲かせると言われるハス。双頭蓮は良いことが起こる前兆とされ、日本書紀にも「瑞蓮」と記されている。

 正蓮寺では先代の住職が40年ほど前からハスの栽培に取り組み、今では約150種300鉢が境内を埋める。渡辺元浄住職(37)が1日、黄色い花を咲かせる希少種の杏黄(あんこう)の茎に二つのつぼみがついているのに気付いた。中旬ごろ、開花する見込み。

 渡辺さんは「100年に一度とも言われる吉祥にめぐり合えた。多くの方々と分かち合いたい」と話している。寺では花が咲き終えた後の蓮台を寺宝として保存することにしている。7月1日には恒例の「蓮まつり」を開き、バケツで育てたハスのチャリティー販売などがある。(岡田和彦)