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 ホンダは6日、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を日本でも販売すると発表し、受注を始めた。国土交通省の型式認証を受けた後、2019年前半の納入をめざす。

 主に企業の幹部がビジネスで都市間を移動する際の利用を見込む。最大7人乗りで、価格は525万ドル(約5億7700万円)。

 航続距離は2661キロ。羽田空港から中国・北京や台湾・台北まで途中で給油せずに飛行できる。国内84の空港で離着陸が可能だ。

 ホンダは12年に米国の工場で小型ジェット機の生産を開始。15年に米国で1号機を納入してから、欧米を中心に販売してきた。主翼の上にエンジンを配置し、空気抵抗が少ないことによる燃費の良さや、静かで広々とした室内空間が特徴だ。

 17年の出荷数は43機で、小型ジェット機(重量5・7トン以下)で米セスナの主力機を抜いて世界一になった。これまでに86機を納入し、18年度も50機以上の出荷を予定する。

 海外では富裕層や企業の幹部が小型機を使う機会が多く、需要は伸びている。日本でも需要を掘り起こせるとみて参入を決めた。大手商社、丸紅の子会社が日本での販売代理店となり、販売や機体の整備などを担う。

 ホンダの八郷隆弘社長は6日、東京都内で開いた記者会見で「日本からも数多く要望をいただいていた。ホンダジェットをお届けできることをうれしく思う」と話した。(高橋克典、木村聡史)