【動画】手塚治虫文化賞、野田サトルさんらにアトム像贈呈=戸田拓撮影
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 第22回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の贈呈式が7日、東京・築地の浜離宮朝日ホールであった。マンガ大賞「ゴールデンカムイ」の作者野田サトルさんに鉄腕アトムのブロンズ像と副賞200万円が、新生賞の板垣巴留(ぱる)さん、短編賞の矢部太郎さん、特別賞のちばてつやさんにもブロンズ像と100万円が贈られた。

 お笑いコンビ「カラテカ」で芸能活動をする矢部さんはアトム像をじっと見つめ、「中学の図書室で真剣になって『火の鳥』を読んでいた自分が今日、こんな場所に立っているなんて」とスピーチ。「神を恐れぬことを言いますが、天国の手塚先生が、僕の本を読んでほんの少しだけでも嫉妬してくれたらいいなと思います。人前でしゃべるのが僕の仕事ですが、うまく言葉にできない気持ちを、これからもマンガで描いていきます」と述べた。

 特別賞のちばさんも「手塚先生のアシスタントをしていた友人から、僕の『あしたのジョー』が載っている少年マガジンを先生が床にたたきつけて踏んづけた、というエピソードを聞き、マンガ家として自信が持てた。申し訳ありませんでした」と天を仰ぎ、場内の笑いを誘った。

 贈呈式に続き受賞者らによるトークがあり、招待読者ら約500人が聴き入った。