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 食虫植物の一種、モウセンゴケの群生地が隠岐の島町の北部にあるのを、町内に住む自然公園指導員の野津大さん(74)が見つけた。野津さんは「隠岐ではこの30年ほどで絶滅した地区もある。保護の必要がある」と語る。

 野津さんによると、群生地は山地の林道沿いにある斜面で約20平方メートル。葉にある長い毛の先端から出た、虫を誘う粘液が太陽光を浴びて光っている。

 落葉樹が茂り、わずかに水も染み出しているため、モウセンゴケが好む湿度が保たれているが、周囲には群生地を脅かしかねないシダ植物のウラジロも目立つという。野津さんは「モウセンゴケの群生地が、繁殖力の強いウラジロに覆われてしまう恐れがある」と話している。(長田豊)