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 大阪教育大付属池田小での児童殺傷事件の教訓から生まれ、安全対策に意欲的に取り組む学校を認証する「セーフティ・プロモーション・スクール」(SPS)に、府立中央聴覚支援学校(中央区)が指定された。これでSPSは国内外で18校となり、同校は特別支援学校で初めての認証校となった。

 SPSは2014年に始まり、事件や交通事故、災害などへの対策の計画作りなど七つの指標を満たした学校を、大教大・学校危機メンタルサポートセンター内の協議会が認証する。5月24日に同校であった認証式では、SPSを提唱する藤田大輔・同センター長が「安全を大切にする思いと行動が学校の伝統になることを期待する。支援学校ならではの安全活動を世界に向けて発信してほしい」と生徒や教員らに語った。

 学校では認証を目指し、階段に上り下りの時の方向表示やミラーを取り付けた。聴覚に障害がある児童・生徒らが緊急時に混乱せず、右側通行で避難できるようにするためだ。北口直樹校長は「認証をゴールとせず、常に意識を変革し続け、子どもや保護者、地域の人と安心な学校づくりを進めていきたい」と語った。(波多野陽)