[PR]

 羽田空港の自動販売機で一風変わったドリンクが人気だ。お茶でもジュースでもなく、「だし」。具は入っていない。それが月に2万本も売れている。いったいなぜなのか。

 「なにこれ」

 東京都練馬区の高尾有紀さん(39)は羽田空港の自動販売機で「うまだし」の缶を見つけた姉の言葉に、足を止めた。

 「だしの缶って見たことない」と一緒にいた両親も興味津々。前に飲んだ缶入りのみそ汁は塩分が濃くていまいちだったけど……。1缶140円。試しに2本買ってみた。「思ったよりすっきり」。家族で盛り上がり、すぐに飲み干した。

 売り出されたのは2015年末。空港の自動販売機を管理する「ビッグウイング」(東京)の飯山正義課長が、「コーンポタージュやみそ汁があるんだから、『だし』があってもいい」と、取引先の食品会社「やまやコミュニケーションズ」(福岡市)にもちかけたのがきっかけだ。

 和食が13年末にユネスコの無形文化遺産に登録され注目が高まっていた時期で、高木建司・新規市場開拓推進室長は「『和』を打ち出すのはいい」と乗ってきた。試行錯誤の末、かつお節や昆布など6種の素材にしょうゆなど調味料を加え、あっさり味の和風スープをつくりあげた。

 当初の売れ行きは月1万本ほど。コーンポタージュ缶と同じくらいだったが、SNSで話題になり、翌冬からスープ類としては異例の月約2万本に。適度な塩気が旅の疲れを癒やすのか、全体の1割を占めた。

 おむすびと一緒に飲まれたり、…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら