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 紙の教科書の代わりに、タブレット端末などで読む「デジタル教科書」の使用が来春から認められることに備え、文部科学省は、効果的な使い方や子どもの健康に関する注意点を踏まえた学校向けのガイドラインをつくる。8日に有識者会議で検討が始まり、年内にも公表する予定だ。

 デジタル教科書の使用を認める法改正が今国会で成立し、今後は教育委員会や学校が導入するかを判断する。文字や写真の拡大、色の変更、音声や動画の再生といった機能があり、学習障害などで紙の教科書を使いづらい子どもが学びやすくなる効果が期待される。子どもが書き込みをした教科書の画面を教室の電子黒板に表示させ、発表や議論をするといった使い方もできる。

 ただ、長時間使うことで目や首が疲れたり、前かがみになって姿勢が悪くなったりなど、子どもの健康面の心配もある。今後も従来通り配られる紙の教科書との使い分けも課題となる。文科省はこうした点を有識者会議で検討し、ガイドラインに盛り込む見通しだ。(根岸拓朗)