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 奈良県五條市は、認知症などの影響で居場所がわからなくなった高齢者らの早期発見のため、「見守りあんしんシール」を7月に導入する。服などに貼ったQRコード付きシールをスマートフォンなどで読み取ると、家族らにメールが送られる仕組み。シールは無料で配布する。

 この仕組みは東京の業者が開発した「どこシル伝言板」で、市によると、県内自治体で初の導入という。

 利用者は市に申請し、高齢者のニックネームや身長、体形などの特徴、保護時の注意点などを登録する。発見者がQRコードを読み取ると、こうした情報を伝言板で確認できる。さらに、発見した場所や健康状態などを家族ら保護者と匿名でやりとりできる。情報は市も共有する。

 市の高齢化率は約35%。介護や支援の必要な認知症の高齢者は約1300人で、今後増加が予想される。自治体の担当部署に高齢者について問い合わせる従来の方法だと、連絡先などの判明に時間がかかるため、市はこのサービスの導入を決めたという。

 服や持ち物に貼るシールは1人に30枚交付。10人分を用意した。7月2日から申請を受け付ける。市介護福祉課地域包括支援センターの桶田美千子所長は「家族らの安心につながる見守りシールを端末を持たない人にも知ってもらえるように努めたい」と話している。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(福田純也)